先日の日記で、岩塊の描き方を閃いた!!と書いたんですが、それが切っ掛けになってテクスチャやエフェクトを殆ど使わないで絵を描き上げる、半アナログ的な描画で絵を仕上げてみたくなって、肩こりと戦いながら、今までの倍以上の手数を掛けて作品を仕上げてみました。
個人的な作品ではなく、サークルのキャラクターが絡む作品なので、このサイトでは直接扱いませんが、サークルサイトの「PROCESS」というコンテンツ……要はブログなんですが、こちらに掲載しております。まぁ、仕上げたと言うよりは……背景描画の習作のような物なので、絵としてのテーマ性は二の次となっており、非常に見辛い画面となっておりますが(笑)宜しかったら、一度ご覧になってみてください(^^)
サークルのサイトは
こちらになっております。
それと、今回は申し込みすらしていないので情報が届くのが遅くなりましたが、もう冬コミの当落結果が出てるんですね。
私の知り合いも数名、参加が決定したようで……予定が合えば応援に行きたいなぁ(^^)
色んなサイトを回っていると、駆け出しの……まだまだこれからだね、っていうレベルの「絵描きさんの卵?」的な方々の作品を、本人のコメントつきで見ることが良くあります。自分もまだ人に指南できるような実力はありませんので、大概は見ているだけなのですが……
向上心から「こういう時、どう描いたらいいのですか?」という質問をつけて、掲示板に貼り出している人も稀にいます。
そういう人の中から、特にヤル気が見られる人のところに、時々ですがワンポイントアドバイスを添えてくるようになりました。
大概の場合、ありがとうございました!という礼の言葉を頂けます。
そんなある日、ある掲示板で、「人物画に挑戦しているが、どうもバランスが取れないのです。コツなどがありましたらご指導を!」という旨のヘルプが張り出されていたのです。
見た感じ、磨けば光るかな……みたいな感じがしたので、「骨組みからしっかり人物を捉え、各関節がどの辺に来るかをしっかり意識しながら描いてみるといい」というアドバイスを添えておきました。
数日後、そのコメントに礼がついており、更に質問が追加されてるようなので読んでみますと……
「人物画を描く時、顔の輪郭と目、どちらから先に描いた方が描きやすいですか?」
…………OTZ
ちょっとちょっと……この質問は……はっきり言って論外だろ〜(^^;
いや、確かにスケッチブックや色紙に絵を描く際に、目の位置から決める作家さんも稀にいらっしゃいます。描き方の癖なんか人それぞれだし、それでキチンと描けるのであれば何も申しませんが……
バランス重視の絵を描きたいと質問してきた人が、なぜ次にこんな酷い質問をしてくるのか……
ふぅ。
みんな、聞いてほしい。
絵を描くだけじゃなく、仕事したり勉強したり……いろんな事に共通して言える事だと思うんだけどね? その事柄について上達したいと思うとき、そこに近道なんか無いんだよ!?
確かに、ちょっとしたコツとか、ポイントってのはある。
しかし、それを知っていたからといって、全てがうまく行くわけじゃ無いし……
何より、まずは基本をマスターしてからのお話でしょ?
例えば、誰かから絵の描き方をちょっと聞いて、次の日からプロ並みに上手く描けるか……
否!! そんなことは無い。
そういうのを、虫のいい話、というのだ。
実力というのは、解いた計算式の数、引いた線の数、振ったバットの数……
基礎をしっかり積めば積むほど、それに比例して付くものなんです。
結果だけに目を奪われたにわか絵描きファンの皆さん、悪い事は言いません。
実力ってのは、一朝一夕に身に付くものじゃ無い。
地道な基礎練習をしたり、デッサンを勉強したりといった努力を重ねるのが嫌なら、素直に見てる側に回ってください。
簡単に描ける物と思われたら、それこそ侮辱です。
……ふぅ……なんだかなぁ……